お客様やお姉様が怖かった体験談～元No.1キャバ嬢が語る世にも奇妙な物語

初めまして、名古屋錦の有名店で長年No.1だったレイラです。
最近は接待も減ってきていて、少し客足が遠のいている感じもしますね。
そんな感じで、ちょっと待機時間が増えて時間を持て余している女の子の為に「夜の世界」の怖い体験談を実体験を踏まえてお伝え致します。
新人キャストの時に遭遇した怖いお姉様やお客様の話しが盛り沢山ですので、心の準備をして読んで下さいね。


それでは、まず最初の怖い話しは「お姉様」「先輩」についてです。
最初はヘルプが多くなるのですが、飲める女の子だと「先輩キャスト」に気に入ってもらえて席に一緒に着く事があります。
そこではお酒を作っては飲むを繰り返します。
お客様とのお喋りが楽しくて夢中になって、お酒作りを怠ると2度とそこの席に着けてもらえません。
またお客様の体調や気分を考えて、飲む量を少なくしたり、薄めに作ったりすると即外されます。
お客様が楽しんでいれば良いと言う訳ではないんです。
「先輩」や「お姉様」「ママ」が何を意図して貴方を席に着けたのかを見極めなければならないんです。
そうしないと、お店の出勤日数を減らされたり、嫌な客ばかり着かされたりします。
「お姉様」に気に入られる事こそが、そのお店で生き残る為の第一歩なんです。


そしてお姉様に気に入られてからも気を抜いてはいけません。
「派閥争い」や「お客様の取り合い」など、戦いが勃発します。
それに巻き込まれると、なかなか大変です。

お客様と約束しても「ママが行くなって言うから、今日はごめんね」とキャンセルされたり、「お姉様」のお客様を奪う為に別のキャストから「今日はあのお客様とアフター行って（一晩過ごしなさい）」と言われたりします。
また違う派閥の席に着くと「きちんと連絡もしないキャストが多くて嫌になるよねー」とお客様を目の前に嫌味を言われる事もあります。

派閥がないお店だとそう言った事がなくて良いのですが、お店側としては売り上げを上げてくれれば良いので、どんどん戦って欲しいようです。
派閥争いをやり過ぎてボイコットされたお店も知っていますので、女の子の事も大切にしないといけないです。
でも基本は「代わりはいくらでもいる」と言う考えなので、それを念頭に「お姉様に気に入られる」だけでなく「お店に気に入って貰う」事もしていかないといけないのです。


またお姉様やママだけでなく普通のキャバ嬢も結構怖いです。
色んなお客様に「財布を落とした」事にして「裏引き」と呼ばれるような「現金」を直接もらっている女の子もいました。
お客様に聞くと、暫くすると連絡が取れなくなったそうで、最初から目的が「お金」だったんだと思うのですが、お客様は最後まで信じていました。

そういう女の子は純粋で騙されやすそうなお客様を見つける事が本当に得意なのです。
こう言った「裏引き」を行うキャバ嬢は、よりお金を稼げるソープに移る事が多いです。

ソープでも、最後はお店を通さずにお客様と「現金」のやり取りをしていくようになります。
ここまで来ると、もう首が回らなくなっている状態です。
今で言う「パパ活」なのでしょうが、「パパ活」や「援助交際」と呼ばれる行為は、守ってくれるお店やママがいないので、本当にリスクが高いのです。

お客様を「お金」として割り切っているキャバ嬢も勿論います。
ですが、プロとしてお店で売り上げを上げるキャストは、必ず「お客様」としてきちんと接する事ができています。
人を「お金」としてしか見る事ができないと、No.1になる事は難しいです。
そしてお客様を「お金」としてしか見れない女の子は、お客様からも人として見てもらえません。
次のお客様が怖い所でお話しするような酷いお客様にしか好かれなくなってしまいます。




では早速、ここからは「お客様」が怖い話しをします。

お客様も皆さん本当に飲み方が様々で、キャバクラの利用方法も人によって異なります。
中には危険なお客様や注意しなければいけない「お客様」も出てきます。
そして「怖い」と感じたお客様は「夜の世界」に慣れてしまったお客様です。
「夜の世界」の常識が染み付いてしまって、「ママ」や「お姉様」と感覚が同じになってしまうのです。
それは先程もお伝えしたように「代わりはいくらでもいる」と言う考え方になっていくのです。
そのせいで、自分の思い通りにならないキャストの事は嫌いになる傾向があります。

1番多いのは「お店以外で会いたい」と言うお客様の誘いです。
これを断ると、お店には来るのですが「連絡くれないから、あの子は席に着けないで」と言ったりと「自分の思い通りにならない女の子」に嫌がらせをします。
相手は20歳以上年下の女の子なんです。
本当に人を馬鹿にしているとしか言いようがありませんが、おかしい人相手には何を言っても通用しません。
過去の怒りを思い出してイライラしてきました。
しかしこんな所で挫けません！
上手にお店に来てもらえるよう誘導しましょう。

とにかく、どれだけ社会的地位や収入が高いお客様でも「人を人として扱わない」事があるのが「夜の世界」です。
それが当たり前になっているんです。
目を覚まして下さい。それは普通ではありません。
こう言った「お客様」に出会う度に、本当に夜の世界は怖いなと思いました。
昼間にきちんと働いている人でもどっぷりハマってしまうと気付かない内に感覚がおかしくなってしまうのです。


そして店外要求と同じく「今日エッチしてくれるなら行くよー」としきりに「枕」をお願いするお客様もヤバいです。
失礼しました。かなり言葉遣いが悪くなりました。

単なる「ケチ」なのですが、少ないお金で良い思いをしたい。
金額以上の見返りが欲しいと言う考えです。
まだ店外要求のお客様の方が可愛げがあります。
「枕」目的のお客様は、大抵閉店ギリギリのワンセットだけです。
飲み物の一杯もNGなんです。
最初からソープに行けば良いのですが、ソープよりキャバクラの方が安いので、何とかワンセットのお金で「エッチ」まで持っていこうとします。

他にもアフターで酔わせたり、睡眠薬を使ってまでホテルに連れ込むお客様もいます。

「枕」が当たり前の世界だと思い込んでいるお客様がいるんです。
先程の「思い通りにしたい」お客様と同じく、キャストの事を、女の子の事を「人」として見てはいないのです。
「物」や「商品」として見ているのです。
夜の世界では、お店もお客様も、そう言った「人」としてキャストに接する事をどんどん忘れてしまうのです。
長く居ればいるほど、その傾向が強くなるのです。


結局1番怖いのって人を人と思わない事なんですよね。
そして、それが当たり前になってしまっている事がさらに怖いんです。
嫌がらせなんて可愛いもんです。
毎日必死で生活をしていると「物」として扱ったり扱われたりする事が、おかしな事だと気付けなくなってしまうんです。
貴方の感情を忘れないでいて下さい。
好きな事をして、好きなように生きたら良いんです。
誰かに雑に扱われるのを黙って受け入れないで下さい。
貴方は貴方のやりたいようにやれば良いのです。
となんだか分からないお説教みたいになってしまいました。
歳を取るとこう言う風になるのでいけませんね。
皆さんは、お節介な私のようにはならないでキラキラいつまでも輝いていて下さいね。